お金の話をやさしく|東京都版
学資保険って、いる?いらない?
「学資保険はいらない」とよく聞きます。でも、そもそも学資保険って何?から、東京都で公的にいくらもらえるか、足りない分をどうためるかまで、むずかしい言葉を使わずに説明します。
最終更新:2026年7月
この記事のまとめ
東京都に住んでいれば、児童手当と018サポートだけで、子ども1人につき18歳までに合計 約350万円を受け取れます(世帯の収入に関わらず・目安)。出産育児一時金50万円などを足すと約410万円。
これは大きな「土台」ですが、大学まで通うお金(だいたい800万〜2,000万円)には足りないことが多いです。足りない分を「貯金・つみたて投資・学資保険」のどれでためるかは、その家に合うやり方を選べばOK。学資保険が向く人・向かない人を、このあと分かりやすく説明します。
そもそも学資保険って何?
学資保険は、かんたんに言うと「子どもの進学のためのお金を、毎月コツコツためていく貯金のような保険」です。
- 毎月決まった額をはらう(例:月1万円など)
- 高校や大学に入るタイミングで、まとまったお金を受け取れる
- もし親(お金をはらう人)が亡くなったら、その後のお支払いはしなくてよくなり、それでも予定どおりのお金を受け取れる
ひとことで言うと:「教育費の貯金」+「親にもしものときの備え」がセットになったもの。銀行の貯金との一番の違いは、この“もしものときの備え”がついている点です。
「学資保険はいらない」と言われるのはなぜ?
おもに、次の3つの理由でそう言われます。
- あまり増えない:昔は「はらった額よりかなり多く戻る」商品もありましたが、今は低金利で、戻ってくる額がはらった額とほとんど変わらないことが多いです。
- 途中でやめると損をすることがある:満期まで続けずに解約すると、それまでにはらったお金より受け取る額が少なくなることがあります(これを「元本割れ」と言います)。
- 投資のほうが増える可能性がある:NISA(少しずつ投資してお金を育てるしくみ)のほうが、将来ふえる見込みは大きいです。ただし、投資は減ることもあります。
元本割れとは:「元本(がんぽん)」=自分がはらったお金のこと。それより戻ってくるお金が少なくなる=損をする、という意味です。
とはいえ、「自動で確実にたまる」「親にもしものときも安心」という良さもあるので、一概に“いらない”とは言い切れません。
まず、東京都で公的にいくらもらえる?
子ども1人あたり・生まれてから18歳までの目安(収入に関わらずもらえる分)
- 児童手当(3歳まで月1.5万円+その後 月1万円)約234万円
- 018サポート(東京都・月5,000円)約114万円
- 出産育児一時金(出産のとき)50万円
- 赤ちゃんファースト(東京都のギフト)10万円分
- 公的にもらえるお金の合計(目安)約408万円
大事なこと:児童手当や018サポートは、自分で申請しないともらえません。まずは「もらい忘れ」をなくすのが、いちばん確実な教育費対策です。
でも、大学までにいくらかかる?
教育費の目安(学校に通うお金の合計)
- 幼稚園〜高校 すべて公立約574万円
- 幼稚園〜高校 すべて私立約1,838万円
- 大学(国立・自宅から通う)約500万円〜
- 大学(私立・文系)約700万円〜
つまり、公的の約400万円で「高校まで(公立の場合)」はだいたいまかなえるけれど、大学のお金がまるごと足りなくなりがちです。この「足りない分」をどうためるか、が本題です。
お金の増え方のイメージ(3つの方法)
同じように毎月ためても、方法によってお金の増え方はちがいます。ざっくりイメージで見てみましょう。
※イメージ図です。貯金はほとんど増えず、学資保険はゆるやかに増加。NISA(投資)は増える見込みが大きい一方、上下に動き、金額は保証されません。
足りない分は、どうためる?(3つを比較)
大きく分けて、次の3つの方法があります。○△×でかんたんに比べてみましょう。
| くらべること | 学資保険 | 銀行の貯金 | つみたて投資 (NISA) |
| お金は増える? | △少しだけ | ×ほぼ増えない | ○増える見込み |
はらったお金は 減らない? | ○続ければ安心 | ○減らない | ×減ることも |
急な出費で 引き出せる? | ×途中だと損 | ○いつでもOK | △値動きに注意 |
自動で コツコツたまる? | ○自動でたまる | △自分しだい | ○自動でたまる |
親にもしもの ときの備え | ○あり | ×なし | ×なし |
学資保険が向いている人
- お金があるとつい使ってしまう。自動で確実にためたい
- 親にもしものことがあった時の備えも、まとめて用意したい
貯金・つみたて投資が向いている人
- 必要なときにすぐ引き出せるようにしておきたい
- 少しでもお金を増やしたい(多少の値動きは気にしない)
迷ったら、まず一度だけ相談に行ってみる
お金の話は、一人で考えても答えが出にくいものです。学資保険・貯金・つみたて投資のどれが合うかは、その家の収入や貯め方のクセによって変わります。
そんなときは、とりあえず一度、無料の相談に行ってみるのが近道です。お金の専門家(FP)が、「公的でいくら足りて、いくら足りないか」「わが家ならどの方法が合うか」を、いっしょに整理してくれます。話を聞くだけでも頭の中がすっきりしますし、その場で何かに入る必要はありません。合わなければ断ってOKです。
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よくある質問
学資保険は、いつ入るのがいいの?
早く入るほど毎月のお支払いがおさえられ、少しだけ有利になりやすいです。妊娠中〜0歳で入る人が多いです。ただし大きく増えるものではないので、「自動でためたい」「もしもの備えもほしい」という目的で選ぶのが大切です。
児童手当や018サポートは、学資保険に回したほうがいい?
使わずにためておけば、大学のお金の一部になります。回し方は家計しだいです。「気づくと使ってしまう」なら、自動でたまる方法(学資保険やNISAのつみたて)に入れておくのも手です。
東京都は子どもの医療費が助成されるけど、医療の保険はいらない?
東京都では各区の助成で、子どもの通院・入院の自己負担が大きく軽くなります。そのため医療の保障は「本当に必要な分だけ」に絞ると、ムダな保険料をはらわずにすみます。
学資保険は、いつお金を受け取れるの?
高校入学や大学入学など、あらかじめ決めたタイミングで受け取れます。18歳や22歳で満期になる商品が多く、お金がいちばんかかる大学入学に合わせて選ぶのが一般的です。
・この記事は一般的な情報をわかりやすくまとめたもので、特定の保険をおすすめしたり、個別のアドバイスをするものではありません。金額はおおよその目安で、制度やお金の増え方は変わることがあります。教育費の目安は文部科学省・生命保険文化センター等の公表値をもとにした概算です。
・「PR」は広告(アフィリエイトリンク)です。入るかどうかはご自身で判断し、必要に応じて専門家にご相談ください。
・表示金額は目安(概算)です。実際に受け取るには、各制度の要件確認とご自身での申請が必要です。
・情報は2026年7月時点のものです。制度は改正されることがあります。ご利用時は各窓口の最新情報をご確認ください。
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